キモノ★キドキ

着物を着ること、食べること、衣・食・住にまつわる、あんなことやこんなこと。

お餅を焼くたびに思い出すこと

数年前に知り合いに教えてもらった高槻のお店。

美味しいものが所狭しと並んでいる中で、年末になると毎年購入しているのがこちら。

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お餅からあんこが出てきて食べてしまったの図(笑)

 

今回購入したのは初めてのあんこ入りのゴマ餅。

どれを食べてもやはり美味しい❤

更に嬉しいことにあんこの中に栗が入っていました。

 

毎年このお餅を楽しみにしているとお店で意気投合したおばちゃんと話していると、それを聞いていたお店の方から『どんどん宣伝してー!』とのこと。

 

高槻市アルプラザ近くの食料品 田村さん』

お店の場所は知ってはいたものの名前を知らず、今調べて初めて知りました(笑)

 

昔ながらの店内には乾物やお漬物、お野菜お豆腐など、美味しそうな食材が所狭しと並んでおり、ついついあれやこれやと欲張ってしまいそうになります。

 

さて、そんな美味しいお餅を焼きながらいつも思い浮かぶのはお餅が大好きなおばあちゃんのこと。

 

えべっさんの日に生まれたおばあちゃんは、えべっさんのまんま。

いつも笑っている顔しか思い浮かばず、今年の1月10日で96歳になりました。

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息子専用の七福神ならぬ四福神。一番右手がえべっさんです。

 

そして、その8日後にこの世を去りました。

認知症が進んでからのおばちゃんは、当時ショートカットだった私に『あんた男の子みたいやな。』がお決まりで、それでもまだまだ元気なおばあちゃんに会えるのが嬉しく、忘れられても私のおばあちゃん。

まだまだ元気でいてくれるのだろうと思っていましたが、寄る年波には勝てず、母から余命一週間の連絡をもらい、私が会いに行った翌日に亡くなりました。

 

寝たきりで、目は開いてはおらず喋ることも出来ない状態でしたが、それでも気付けば私はベッドの傍らで一人ずっと喋っており、あとから娘に聞いたことですが、人間の感覚で最後までの残るものが聴覚だとのこと。(娘はピアノの先生に教わったそうです。)

応答がなくとも、聞こえているのだそうです。

 

私の他愛ない話しをいつも笑いながら聞いてくれたおばあちゃん。

最後の最後にひたすら喋り続ける私の話しでどこかでクスッと笑ってくれていたら嬉しい。

笑える話をしていたかどうかは覚えていませんが(^^;

 

いつも美味しいご飯を作ってくれたおばあちゃん。

糊がパリッと効いたシーツを用意してくれていたおばあちゃん。

我が家のトイプーを『人形やと思ってた。』と心底ビックリしていたおばあちゃん。

そして、着物が大好きだったおばあちゃん。

 

あなたの遺伝子を私は確実に引き継いでおりますよ。

シーツは洗いっぱなしでシワシワですが(笑)


おばあちゃん、ありがとう。

初七日が過ぎての私のひとりごとでした。

 

みなさま、良い週末を☆

 

 

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