針が嫌いでお裁縫全般は大の苦手。
子供が学校に持って行く雑巾はもちろん市販品。
保育園の手作り品は、実家に持って帰って母に縫ってもらっていました。
そんなお裁縫とは程遠い私が着物を着始めるようになった1年半前、『着物を着るならお直しできなきゃ!』と思い立ち、叩いた門が「すばる和裁教室」です。
笑えることに、玉結び出来なかったんですよー。
すっごい変な場所に小さい玉が出来て、玉の下の糸は切らなあかんわ(もったいない)、玉が小さすぎて生地を通り抜けてしまうわ、とまぁ、本当に出来なくて。
そんな出来ない自分に自己嫌悪…。
それなのに、和裁教室に通ってしまうあたりが自分で自分にビックリです^^;
亀さん以下の歩みで、1年半で縫ったものは肌襦袢、浴衣、袖無双の長襦袢。
以上3点のみ(笑)
恐ろしく縫うペースは遅いのですが、私としたら
・針がもてた!
・そして(真っすぐでなくても)縫えた!
・そして一番大きかったのが、自分で縫ったものが着れた!
この達成感たるや、これは、実際やってみないと分からない経験ですね。
依然として縫うのは楽しいとは思えませんが、
・縫うのが嫌いではなくなった。
・嫌で仕方なかった半襟付けが(邪魔くさいけど)『つけよかな?』と思えるようになったのは大きな進歩です(^^)
和裁教室に来られている方は先生も含め皆さん多趣味で。
もちろん縫うのが好きで、モノを作ることが好きな方達ばかり。
私にはないものを沢山持っている方に囲まれて、本当に良い刺激をいっぱい貰いました。
そして、そんな刺激を受ければ受けるほど、『このままお喋りを楽しみに、チンタラ縫っているだけではいかんな…。』と思うように。
『上手くなりたい!』という思いがなければ、『言われたことを言われたまましている』だけでは上手くなりません。
完成はしますけどね。
着付け講師の資格が取れたあたりで、一度自分のしたい事を良く考えてみようと思い、『着物を教える、着せるをやっていこう』と。
私はやっぱりお裁縫は苦手です(笑)
でも、すばる和裁教室は大好きです。
たくさんの学びを、ありがとうございました!