日本の季節、七十二候
一年を二十四に分ける二十四節気。
春夏秋冬で四つの季節に分けて、更に季節ごとに六つに分ける日本ならではの暦です。
(春分、夏至、秋分、冬至はカレンダーで見たり、耳にすることが多いですね。他に立夏、大寒、なども)
着物を着るようになって、日本のことがどんどん知りたくなり、(学校で習う日本のことは、あくまでも歴史であってそれだけで日本を知ることは出来ないですもんね。「いいくにつくろう鎌倉幕府」とか、「鳴くよウグイス平安京」など、必死に覚えました(笑))
少しづつですが日本の季節と着るもの、食べるもの、暮らすことが繋がりつつあります。
そんな中で七十二候(しちじゅうにこう)を知ったのはここ数年。
二十四節気を更に五日づつ、三等分にしたものが七十二候。
『乾物屋スモール』さんのメルマガの件名がその時期に呼応した七十二候で、初めは何のことやらさっぱり分かりませんでした(^^;
こちらのサイトが分かりやすかったです。
☟
今日、10月8日の七十二候にあたるのは『鴻雁来る』(こうがんきたる)
近所を歩いていると、金木犀の良い香りが漂ってきます。
新米の時期。
田んぼに稲をを天日干ししているところが増えてきました。
七十二候は日本の色味とも呼応していてるようで、例えば10月の色である紫一つとっても
『古代紫、江戸紫、二藍、葡萄色、錆桔梗、濃紫』
と、なんとも情感豊か(^^)
ネットで着物の反物を見ていると、日本の伝統色で記載しているものも多く、『?』だらけになることも多々あります。
例えば、
『藍海松茶』
「あいみるちゃ」と呼ぶそうで、そのネーミングの可愛さとはうって変わって
実際の色味は濃く黒ずんで藍みを帯びた茶色になるそうです。
漢字のまんまと言われればそうですが、なんとも奥の深い和の色味。
着物好きとしては、浴衣のページは見逃せません(^^♪
大好きなビワのページもありました。
ちなみにこちらは以前、スモールさんで購入したビワエキス。
いつかは我が家のビワの木で作りたい!
パラパラとめくっているだけで、日本のことに詳しくなったような気になってしまうこちらの本。
挿絵も可愛く、おススメです☆